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CANインベーダってなに?防犯設備士が考える愛車を守る盗難防止対策とは

CANインベーダってなに?防犯設備士が考える愛車を守る盗難防止対策とは

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こんにちは、ベルキーレスキュー鈴木です!

防犯設備士の更新も無事に終わりましたので今回は車の防犯について書いていこうと思います。

あくまでも私の考えなので、参考程度に目を通していただければと思います。

まずはこちら、車名別盗難状況2020年~2022年です。

 

2022盗難車両ランキング
2022盗難車両ランキング

 

トップはやはり高級車

自分には手が出ない車ばかりです💦

 

近年様々な盗難手口が出てきています。

リレーアタック、コードグラバー、キープログラマーなど

そして最近話題になっているのがCANインベーダというもの

比較的短時間で盗むことができる装置というのが特徴になります。

CANインベーダとは

CANインベーダイメージ
CANインベーダイメージ

CANインベーダとは、CAN(Controller Area Network)の総略で、自動車で使われている通信装置です。

そのCANをインベード(侵略)をする盗難方法です。

最近のほとんどの車には、OBD2と言って自動車の自己診断機能がついています。

CANは各機能ユニット間で通信信号を並列接続し、それらユニットを制御する。

スピードメーターやライト、エアバッグ、集中ドアロック、電動ミラーなどあらゆる制御装置には同じ信号線に様々な通信データが行き来しています。

CANインベーダでは、そのCANに接続して同様に接続されている集中ロック、エンジン制御のユニット(ECU)を動かしてしまおうというもの。

なんのこっちゃ分かりませんよね💦

要するに、今の車はほとんど電気制御、その電気制御の盲点を突きバンパーを外してどこかの線(あえて伏せます)に装置をつなげ、ドアロックを解除しエンジンをかけてしまうというもの。

最近ではメーカーもCANインベーダ対策がされている車種もできているとか…

いずれにしてもいたちごっこ、メーカーが対策しても窃盗団はすぐにその上を越えてくるでしょう…

盗難されない対策とは

住宅の防犯でもなんでもそうですが、100%大丈夫!というものはないと思います。

なので、結果、何をやってもその上をいかれてしまうのが現状です。

しかし、狙われにくくするということはできます。

ここで自分だったこうするな…という防犯をまとめてみました。

 

防犯設備士が考える対策

  • 物理的ロックを付ける(ハンドルロック、ホイールロック、ブレーキロック、シフトロック等)
  • 駐車監視機能付きドライブレコーダーを取り付ける
  • 社外のセキュリティシステムを搭載する
  • GPS機能の付いたものを取り付ける(アプリなど)
  • 駐車場所を考える
  • 駐車場所のセキュリティを強化する(センサーライト、防犯カメラ等)
  • 盗難保険に入る

物理的ロックを付ける

まずは物理的ロック、最近ではこのロックも短時間で破壊している映像が流れていますね。

これは盗難を防止するための物、というよりも盗難にかかる時間を稼ぐもの。

と思た方がいいと思います。

盗む側にとっての面倒さ、時間がかかるは最大の防御効果であると考えます。

なので、できれば多くの物を取り付けるのがよいのですが、デメリットとして、解除に時間がかかる、鍵が壊れる、鍵を失くす…といったことが考えられます。

物理的ロックを付けるのであれば、高額になってしまいますが、きちんとしたメーカーのきちんとした防犯装置が付いているものがいいでしょう。

最近では車のホーンと連動していて無理に外そうとするとホーンがなるタイプのものもあるようです。

駐車監視機能付きドライブレコーダーを取り付ける

駐車監視付きドライブレコーダーはリアルタイムで監視ができるタイプが望ましく、携帯のアプリで車の異常があるとすぐに知らせてくれるというもの。

デメリットとしてレコーダーを常時電源供給しなくてはならないため、バッテリーの強化(レコーダーを動かすためのサブバッテリー)が必要になってくるということでしょうか

すぐに異常が分かる、犯人の特徴が見えるといった監視に対しては効果があると思われます。

社外のセキュリティシステムを搭載する

今回考える中で一番効果があると思われる対策がこちらです。

最近ではCANインベーダ対策もされたセキュリティシステムもあるようです。

ただ、これも安価なものではあまり効果がなく、バッテリーを外さてしまうと効果がなくなってしまったり、窃盗団に対策されていてシステムが機能しないといったことがあります。

セキュリティシステムを考えるのなら、金額は張りますが、専門のショップでしっかりとしたものを付けることをお勧めします。

GPS機能の付いたものを取り付ける

これは盗まれた後の対策になってしまいますが、盗まれた後に車がどこにあるかを調べることができるので、犯人の居場所、車の居場所がわかるといったメリットがあります。

駐車場所を考える

これはやりたくてもできない対策になってしまいますが、盗難の遭いやすい駐車場として、人目につきにくい、車のエンジン音やホーンが家の中にいても聞こえにくい、夜は真っ暗で街灯などの明かりがない。

ただ、正直駐車場に関しては選択肢がないといったことが多いと思います。

できれば昼夜問わず人通りが多い場所やガレージやゲート付の家の駐車場ですが、なかなかむずかしいですよね💦

駐車場所のセキュリティを強化する(センサーライト、防犯カメラ等)

これも月極駐車場では無理になってしまいますが、戸建の駐車場であれば、センサーライトや防犯カメラ、カーゲートを設置する。

これだけでかなりの防犯効果になると思われるので、戸建てにお住まいの方は効果抜群だと思います。

付ける場所は死角をなくし、目立つ場所、犯人の手の届かない場所に複数設置することが大切です。

マンション等の機械式立体駐車場も地上にある場合を除き、効果があると思われます。

盗難保険に入る(車両保険)

これに関しては究極になってしまいますが、車両保険に入っていれば車両が盗まれた際、全損扱いになるため、ある程度の金額が支払われます。

ただし、車の販売から年数が経つにつれて価値が下がってしまうため、購入金額がすべてもどるわけではないので、入らないよりも入っておいた方がいい…程度でしょうか

まとめ

,先述しました通り、これをやっていれば絶対大丈夫という防犯はありません。

ですが、これらを組み合わせることによって「狙われにくくする」といった防犯はできます。

自動車の盗難を防ぐためには、日々の心掛けが重要です。

自動車盗難の現状を理解し、効果的な盗難防止グッズを探して設置する、駐車する場所を変えてみる等でかなりのリスクが減らせると思います。

大切な愛車を守るためにも今一度、防犯を考え直してみてはいかがでしょうか。

今回は車両の防犯対策を考えてみましたが、住宅の防犯対策もご相談ください!

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